PCメンテナンス知識6-2

共有パソコンの使用時の注意点

家族共用パソコンの注意点

アカウントの共有はしない
パソコンを購入したら、家族の一人ずつに一般ユーザ権限のアカウントを作成し、アカウントの共有はしないようにする。これは、万が一、家族の誰かがウイルスに感染したり、ファイル共有ソフトを導入したとしても、別の家族のデータに影響が及ぶ可能性を低くすることができるため。
管理者権限ではなく一般ユーザ権限で利用する
管理者権限は、ソフトウェアのインストールなど、必要な時だけ使用し、通常時には一般ユーザ権限で使うようにする。これにより、危険性の高いソフトウェアを家族が不用意に導入する可能性を低くすることができる。また、最近では、子どもの利用内容を保護者が制限できる機能を備えた機種も登場している。

HDDなどメディア廃棄時の注意点

パソコンには重要なデータが保管されている。廃棄前にはこのようなデータが流出しないようデータ消去が必要。パソコンのデスクトップ画面のゴミ箱に不要なデータを入れただけでは、完全にデータを消去したことにはならないので他の方法をとる。
専用ソフトウェアでの消去
ハードディスクに無意味なデータを上書きする方法。専用のソフトウェアを購入する必要があるため、頻繁にパソコンを廃棄する方におすすめ。
専用装置での消去
「消磁装置」と呼ばれる専用装置を使う方法。この方法を使う場合、データ消去サービスを提供している会社に依頼するのが一般的。
HDD(ハードディスクドライブ)を物理的に破壊する
専用機器でハードディスクを破壊する方法。最も原始的な方法で、自分で行うと破片が飛び散るなどのリスクがある。販売店でもこの方式でサービスを提供しているところがある。