PCメンテナンス知識5-2

ISP接続サービスの種類

通信会社系のプロバイダー
通信会社系プロバイダーとは携帯大手3社が運営いるプロバイダーのこと。「NTT」、「KDDI」、「SoftBank」はプロバイダー事業を独立会社として経営している。

パソコンメーカー系のプロバイダー
パソコンメーカー系プロバイダーとは「SONY」、「富士通」、「NEC」が運営しているプロバイダーのこと。各種サービスやサポート体制が充実している。

電力会社系のプロバイダー
電力会社系プロバイダーとは「関西電力」「四国電力」「中部電力」等が運営しているプロバイダーのこと。電力会社は自社保有の電柱や電線の有効活用としてインターネット回線事業とプロバイダー事業を一体で行っている。地域密着できめ細かいサービスを提供している。そして月額料金が安く設定されている。

広域無線通信の種類(LTEWiMAX等)

フィーチャーフォンガラパゴスケータイ)はW-CDMA(3G)が主流

フィーチャーフォンでは、W-CDMA(3G)と呼ばれるネットワークが主に使われていた。W-CDMAとは、Wideband Code Division Multiple Access(ワイドバンド・コード・ディビジョン・マルチプル・アクセス)の略で第三世代携帯電話(3G)とよばれる広域帯の無線アクセス方式。国内では2.1GHz帯を使用し、ドコモプラスエリアのみ800MHz帯を使用。

2017年現在販売されているスマホの大半はLTE通信対応

LTEとは、Long Term Evolution(ロング・ターム・エボリューション)の略で、W-CDMAをベースに複数の技術を組み合わせることで、通信をさらに高速化させたネットワーク。通信速度は下り最大100Mbps、上りで50Mbpsで通信可能で、光ファイバーなみに高速化されたのが特徴。LTEは、「4G」と表記されるケースが多く見受けられるが、正式には「第3.9世代携帯電話(3.9G)」で、従来の第三世代携帯電話(3G)と新世代の携帯電話を橋渡しするネットワークという位置づけだった。ただ、一般顧客に対して目新しいイメージを印象付けるために商売上「4G」として扱われている。

 

 

PCメンテナンス知識5

IPv4アドレスの表記方法

IPv4では32ビットでアドレスを表現する。2進数で表記すると見づらいため、一般には8ビットずつをドットで区切って4つの10進数で表記する方法が用いられる。

それぞれの値は2進数8ビットを10進数で表現したものだから、取り得る値は「28種類=0~255」の範囲になる。

ドメイン名の表記方法

アルファベット、数字、一部の記号の組み合わせで構成される。ドメイン名は実世界の住所のように階層構造になっており、「.」で区切って表記する。一番右がトップレベルドメイン(TLD)で、以下、左に向かってセカンド、サード…と区分が細かくなっていく。トップレベルドメインは、国ごとに割り当てられるccTLD(country code TLD)と、国や地域とは関係なく別の基準で割り当てが行われるgTLD(generic TLD)の2種類がある。ドメイン名の衝突を防ぐため、ドメイン名の管理はICANNという組織が一元管理しており、ICANNから委任を受けた各国の機関がが割り当て業務を行っている。日本のccTLDであるJPドメイン(.jp)はJPNICが管理している。

PCメンテナンス知識4-3

デバイスドライバとは?(Windows10)

コンピュータ内部に装着された装置や、外部に接続した機器を制御・操作するためのソフトウェア。OSがこうした機器を制御するための橋渡しを行なうもので、利用者が直接操作することは稀で、OSに組み込まれてその機能の一部として振舞うようにできているものが多い。

Windows10ではインターネットに接続している場合、Windows Updateにより、自動的にドライバーソフトウェアがインストールされる。

タスクマネージャーとは?(Windows10)

Windowsで、同時に起動している複数のアプリケーションの切り替えや、CPU・メモリの使用状態の監視するプログラム。

Windows10 のタスクマネージャーを起動する方法

タスクバーからタスクマネージャーを起動する

タスクバーの何もないところにマウスカーソルをもっていき右クリックすると、メニューが表示されるので、その中から「タスクマネージャー」をクリック。

 

PCメンテナンス知識4-2

バックアップ手順(Windows10)

バックアップをとる前に

事前にパソコンのファイルを保存できるだけの容量を確保できる外部ドライブを用意。バックアップする対象にもよるが、事前に容量を確認しておく。

バックアップの設定場所

設定 →更新とセキュリティを開く。メニューからバックアップを選択し、ドライブの追加をクリック。

バックアップの設定
事前に準備しておいたドライブを選択。基本的にファイルのバックアップを自動的に実行をオンにしておけばOK。バックアップを実行するタイミングや保持期間を指定する場合はその他のオプションを選択。

ファイルのバックアップを実行
デフォルトでは1時間ごとになっている。もっと細かくバックアップを取りたい場合は10分ごと、1時間でも多いと感じる場合は、毎日を選択すれば1日1回バックアップを実行。

バックアップを保持
デフォルトでは無期限が保持期間。1ヶ月~2年まで指定することが可能。

すぐにバックアップを実行する
上記設定で自動的にバックアップを実行するようになるが、すぐにバックアップを取りたい場合は今すぐバックアップを選択。初回はテストも兼ねて今すぐバックアップを実行してみるといい。バックアップをとる量にもよるが、バックアップにはそれなりに時間がかかる。データをバックアップしているの状態が続くがしばらく待つ。正常にバックアップが完了するとバックアップのサイズと最新のバックアップが表示される。

Windows Updateとは?(Windows10)

スタートメニューから「設定」を選択→設定画面を開いたら、「更新とセキュリティ」を選択。Windows Updateは、ここに存在している。よく見ると「Windows Defender」「バックアップ」や「回復」オプションも「Windows Update」と同じ項目に存在している。

 

PCメンテナンス知識4

フリーズ(ハングアップ)とは?

動作中のコンピュータやソフトウェアが機能を停止し、操作を受け付けなくなったり外部からの通信に応答しなくなること。一般的には、表示状態などがある時点で固まったままコンピュータそのものが(OSレベルで)一切の操作を受け付けなくなり、復帰するにはスイッチなどを操作して電源を落としたり、リセットして再起動するしかない状況を指すことが多い。特定のアプリケーションソフトが停止することなどを指す場合もある。

フリーズ時の対処方法(Windows10)

マウスやキーボードが動いたらタスクマネージャーを利用
フリーズしてしまったときは、はじめにマウスやキーボードが動くかを確認。画面は固まっていてもマウスのカーソルが動く場合やキーボードが反応する場合、「タスクマネージャー」を起動させることができる。
タスクマネージャーの起動
タスクマネージャーは、キーボードの「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を同時に押し、その後の画面で「タスクマネージャー」を選択することで起動させることができる。
タスクマネージャーでソフトを終了させる
タスクマネージャーを起動させると、このように起動中のアプリケーションの一覧とその状態が表示される。この「状態」が「応答なし」となっているアプリケーションがあれば、それがフリーズの原因となっていることが考えられる。アプリケーション名をクリック後、「タスクの終了」をクリックし、アプリケーションを終了させる。

キーボードもマウスも動かない場合…コネクタや周辺機器を確認
マウスやキーボードがワイヤレスではない場合、接続ケーブルがきちんと接続されているかや、ケーブル等に破損がないか確認。特に異常個所が見当たらない場合、外付けのドライブやメモリなどの周辺機器を確認し、取り外す。

PCメンテナンス知識2-3

PC用電源の規格

コネクタ規格(IEC 60320) ケーブルのコネクタには、国際電気標準会議(IEC)が定める「IEC 60320」という規格がある。「IECコネクタ」とも言われる。デスクトップパソコン(電源ユニット)で使われるコネクタのほとんどは、C14(オス)・C13(メス)の規格。台形のコネクタ先でピンが縦長。

ACアダプタのケーブル・コネクタ(IEC 60320)

PC用ACアダプタで使われるコネクタも、国際電気標準会議(IEC)が定める「IEC 60320」。よく見かけるのは、通称「ミッキー型」「メガネ型3P」と呼ばれる、C5(メス)・C6(オス)です。デスクトップ用の電源ユニットで使われるC13(メス)/C14(オス)よりも、扱える定格電流が低い。

PC用バスの規格

PCI規格 PCI規格のデータバス幅とクロック周波数は32bit/33MHzというように表現され、バス幅が広く、クロック周波数が高いほど転送能力(帯域)は高くなる。PCI規格のクロック周波数には33MHzと66MHzの2種類があり、バス信号振幅電圧は、33MHz PCIが5V、66MHz PCIが3.3Vとなる。PCサーバはその拡張性から64bit/66MHz PCI以上の高い転送速度が要求される。しかし、従来PCIカードの使用を継続する目的で、32bit/33MHz PCIを備えているPCサーバも提供している。

PCI-X規格 PCI規格と互換性を維持した上で性能アップを狙った規格。特長は、周波数が66MHz、100MHz、133MHzと3種類あり、バス信号振幅電圧はいずれも3.3V。また、バスの利用効率を高くするスプリット・トランザクション転送プロトコルなどを採用して、実効転送速度を大きく向上させている。同じ64bit/66MHzでも、PCIよりPCI-Xの方が実効転送速度は高くなる。

※欠席した火曜の分

 

PCメンテナンス知識2-2

光学メディアの規格

CD-R CD-Rはデータを一度だけ書き込むことができる。書き込んだ後に移動や削除はできない。

CD-ROM このディスクは「読み取り専用」でデータの記録・削除は一切できない。市販のオーディオCDやアプリケーションが記録されたCDはこのタイプ。

DVD-ROM 読み込みのみ可能。対応ドライブはDVD-ROM以上ならば基本OK。書き込み不可。

BD-ROM 書き込み不可。  BD-R 1回のみ書き込み可能。

無線LANの規格

 IEEE802.11a  ・電子レンジなどの家電製品やBluetoothの電波干渉を受けにくい                  ・障害物に弱い

IEEE802.11bIEEE802.11g  

・電子レンジなどの家電製品やBluetoothの電波干渉を受けやすい ・障害物に強い

IEEE802.11n2.4GHz ・電子レンジなどの家電製品やBluetoothの電波干渉を受けやすい
・障害物に強い
IEEE802.11n5GHz ・電子レンジなどの家電製品やBluetoothの電波干渉を受けにくい
・障害物に弱い

IEEE802.11ac  ・電子レンジなどの家電製品やBluetoothの電波干渉を受けにくい
・障害物に弱い

「11a」・「11b」・「11g」・「11n」の規格よりも速い速度で通信が可能な「11ac」という規格は、他の規格に比べて一度に運ぶ情報量が多いため、無線通信の転送効率が向上する。

ディスプレイ接続端子の規格

VGA アナログ信号で PCとディスプレイを接続。アナログ方式。古くからある規格で、DVIやHDMIが主流になるまではほぼすべてのパソコンにこの端子が付いていた。

現在でも 汎用性の高い接続規格として、PC、ディスプレイ、プロジェクターなど様々な機器に付いている。デジタル情報が、連続的な波であるアナログ信号によって伝送され、ディスプレイ表示される。

DVI-I デジタル信号もアナログ信号もカバーしている。両方の信号を送っているため DVIからVGAへの変換ができる。具体的には、DVI-Iに変換アダプダを取り付けて アナログディスプレイに接続できる。

※欠席した火曜の分