PCメンテナンス知識2-3

PC用電源の規格

コネクタ規格(IEC 60320) ケーブルのコネクタには、国際電気標準会議(IEC)が定める「IEC 60320」という規格がある。「IECコネクタ」とも言われる。デスクトップパソコン(電源ユニット)で使われるコネクタのほとんどは、C14(オス)・C13(メス)の規格。台形のコネクタ先でピンが縦長。

ACアダプタのケーブル・コネクタ(IEC 60320)

PC用ACアダプタで使われるコネクタも、国際電気標準会議(IEC)が定める「IEC 60320」。よく見かけるのは、通称「ミッキー型」「メガネ型3P」と呼ばれる、C5(メス)・C6(オス)です。デスクトップ用の電源ユニットで使われるC13(メス)/C14(オス)よりも、扱える定格電流が低い。

PC用バスの規格

PCI規格 PCI規格のデータバス幅とクロック周波数は32bit/33MHzというように表現され、バス幅が広く、クロック周波数が高いほど転送能力(帯域)は高くなる。PCI規格のクロック周波数には33MHzと66MHzの2種類があり、バス信号振幅電圧は、33MHz PCIが5V、66MHz PCIが3.3Vとなる。PCサーバはその拡張性から64bit/66MHz PCI以上の高い転送速度が要求される。しかし、従来PCIカードの使用を継続する目的で、32bit/33MHz PCIを備えているPCサーバも提供している。

PCI-X規格 PCI規格と互換性を維持した上で性能アップを狙った規格。特長は、周波数が66MHz、100MHz、133MHzと3種類あり、バス信号振幅電圧はいずれも3.3V。また、バスの利用効率を高くするスプリット・トランザクション転送プロトコルなどを採用して、実効転送速度を大きく向上させている。同じ64bit/66MHzでも、PCIよりPCI-Xの方が実効転送速度は高くなる。

※欠席した火曜の分